グローバル・マーケティング研究会(GM研)
1月度開催報告
2025年1月27日(月)、GM研究会を開催しました。
https://www.i-office.jp.net/news/gm0127/
GM研は、テーマを決めて月1回集まり活動しています!
人口減少、事業所数の減少、国内市場の縮小、オンライン化、AI、環境問題・・・今、まさに大変革の時代が訪れています。
我々中小企業や小規模事業者も、海外事業に目を向ける必要があるのではないでしょうか?
海外事業と言っても、海外に拠点進出することがすべてではありません。
オンラインでできることも増えました。
コロナで打撃を受けたインバウンド需要も既に戻ってきています。
また逆に、海外から日本で起業するケースもあるでしょう。
これら様々なパターンを研究し、自身の事業に活かしていこうというのが、この研究会の目的です。
■テーマ:インバウンド観光旅行者の求めるもの
(ハイブランドからハローキティそして)
■発表者:大矢 修平氏
スペシャル ミント トライブ デザイン スタジオ 代表
■今回のGM研究会の様子
1部は、弊社が運営するコワーキングオフィス『KN-Lab.』にて開催
今回は、新しい体験参加者2名が加わり、
また、レギュラーメンバーの1人は、ミャンマーからオンラインで参加。
発表者の大矢氏は、 机上の計算通りにはいかない・・・という見解や
外国人の消費もモノ消費からコト消費に移行しているとのお話がありました。
参加者さんからは、オーバーツーリズムの懸念、 外国人従業員増加や無人化で、
おもてなしが提供できているかなどの活発な意見交換が行われました。
2部は、吉祥寺の飲食店にて交流会・意見交換など
1 【インバウンド概観】
(1)日本政府は2003年に訪日旅行促進(ビジット・ジャパン)事業を開始。
(2)インバウンド2024年計:36,869,900 人、年間で3,600 万人を突破し過去最多
(日本政府観光局)
(3)日本の総人口が1億2359万人で、前年同月に比べ減少
2025 年(令和7年)1月1日現在(概算値)(総務書統計局)
(4)もし、2030年に6000万人で15兆円の消費額が達成されれば、約5人の旅行者で1人の日本定住人口の年間消費をまかなうことが可能。
日本定住者130万/1年間=インバウンド25万円/1人当たりの消費額
(内閣官房「地方創生とインバウンド消費の関係」より)
(5)2024年インバウンド旅行消費額は8兆1,395億円。過去最高。
2.【ハイブランド】
「ディオール」や「ルイ・ヴィトン」に訪日外国人客が大行列 中国本土より最大25%も安い!?
円安を背景に、訪日外国人客による消費額が伸び続けている。
東京や大阪などでは、大手百 貨店やラグジュアリーブランドの店舗に、世界各国の観光客が行列を作る光景がおなじみの ものとなった。
日本政府観光局によれば、2024年1~3月の訪日外国人客は856万人と前 年同期比78.6%増、19年同期比でも6.3%増とコロナ禍前を上回っている。
3.【ハローキティー】
サンリオピューロランドに異変。「キティ人気」で外国人客殺到
2024 年に 50 周年を迎えた「ハローキティ」など、世界的なキャラクターを生み出したサンリオは、グローバルでの IP(主にキャラクターを使用する権利)戦略の活発化を明確に打ち出しており、海外展開を加速させている。
ただ、急激なインバウンド客の増加によって、多言語対応はもちろん、増え続けるインバウンド客によるトラブル対応など、新たな課題を次々に突きつけられている。
4.【コト消費とは?意味やモノ消費との違い、広まった理由】
市場のニーズが「モノ」から「コト」へと変化している
〇コト消費とは?
コト消費とは、個別のサービスや製品の購入ではなく、たとえば「まち歩き 」「 外湯巡り」 などのように一連の体験における消費活動のことを指します。
コト消費に対する関心の高まりは訪日外国人観光客に限りません。
イベントやレジャーをはじめとした体験に、大きな価値を見出す日本人の方も徐々に増え てきています。
(みんなの観光協会(2021/9/9)Web サイトより)
■弊社の会員(i-office会員、KN-Lab会員、MB経営者クラブ会員)であればどなたでも参加できます。
まずは一度参加してみませんか?
非会員の方も、1回に限り無料でオブザーバー参加できますので、ぜひのぞきにいらしてください!
<次回のGM研究会>
2月28日(金)開催を予定しています。
GM研についてはこちらのページをご覧ください。
■https://www.mb-brain.com/study-group/gm/
GM研は、Zoomとリアルのハイブリッドで開催しています。